ハッピーバースデイ


「粗にして野だが卑ではない」故城山三郎が旧国鉄総裁の仕事を綴った名著ですが、今流行りの言葉でいえば「品格」について考えさせられる書物です。

いいタイトルですよね。職人と呼びたくなるような方々の、仕事人(国鉄総裁であれば公僕?)としての心意気を見事に表現していると私は思います。

何故いきなりこんな言葉を思い出したかといいますと、昨晩、休憩室にかわいらしいバースデーケーキが置いてあったから。

どうやら、若手職人○○くんの誕生日だったようです。日も暮れてクタクタになって帰ってくる職人さんたちの中で覚えていた人が、帰りにケーキ屋さんに寄ってきたらしいです。植木屋ルックの職人さんが、夕方ケーキ屋さんで「そこのチョコレートケーキにハッピーバースデイって書いてください」って言ったんだろうね。