緑あふれるcafe


暑くもなく、寒くもなく、ぶらり散歩に出かけるのにはいい季節です。明日の日曜日、東京地方の天気は回復するそうなので、港区白金台にある東京都庭園美術館へ出かけてみませんか。文字通り、館内での美術展示や庭園散策、cafeで一休みとのんびり天気の良い休日の昼下がりを楽しめる場所です。目黒か白金台の駅から歩いて数分。入館料や休館日などの情報は、下記公式ホームページでお確かめ下さい。

http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html

Teiencafe 元々は昭和8年に建設された朝香宮邸を昭和58年に東京都が美術館として公開し始めた施設だそうです。アールデコ調(っていうのかな?)で建物自体が美術品みたいです。今の時期なら、アヤメやヒペリカム、もう少しするとアジサイやオオデマリなどが咲くと思います。美術好きの方もお花好きの方も楽しめますよ。

写真は、エントランスに建つcafeです。ここは、ゲート前にあるので施設への入場料を払わなくても利用できます。私は知りませんが、老舗料亭が運営しているそうです。外のベンチでcafeを眺めていただけですが、見るからにいい気持ちにしてくれそうなお店でした。

時間があればのんびりと美術館と庭園散策を、お金もあればセレブなcafeをお楽しみください。シロガネーゼがワインを傾けながら洋書を繰っている横で。場所柄、外国の方々もたくさんいらっしゃいます。

シャラ(ナツツバキ)


今日の写真はシャラの木です。ご推察のとおり、余りに有名すぎる平家物語の冒頭にでてくるあれです。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色・・・(間違えていないか自信ないですが???)

Shara 別名ナツツバキといいます。おそらく夏にツバキに似た白い花をつけるからでしょう。どこか繊細な雰囲気の花と美しい木肌が特徴ですが、株立ちになる美しい樹形も格別です。

あまり強い木ではないので、西日が強く当たるような場所には植えないようにしてください。写真の木は電信柱と建物に挟まれつつも健気に生長しています。マンション2階のバルコニーに届くほどに大きくなりつつありますので、近い将来、悪い人が木に登って盗みに入るようなことがないように気をつけてくださいね。セキュリティー対策も私たちが考えることの一つです。

モッコウバラ


もう花は終わりなのですが、モッコウバラというトゲのないバラがあります。

Bara 4月中旬から5月初旬にかけて、小さな八重の花(白と黄色があります)をタップリとつけてくれるバラです。トゲがないばかりか、耐寒・耐暑性に優れ、バラの中では病気にも強いので、とても育てやすい品種です。

ツル状によく伸びてくれますので、トレリスやアーチゲートにからませると素晴らしいローズガーデンができあがります。

写真は、事務所のご近所で育てていらっしゃるお宅の写真。花が終わりがけで申し訳ないですが、少し前までは白い花がいっぱいでした。こちらのお宅では、駐車場の屋根にからませ、2階の手すりに届いています。毎年、道行く人々を楽しませてくれるばかりか、夏の強い陽射しから車を守ってくれます。

みなさんも、機会があればお試しください。白花がポピュラーです。

のびのびヘデラ


天気の良い昼下がり、近所を散歩していて写した写真です。

地味ですが、近所を散歩するのが好きです。私の散歩は「のんびり」していません。「ピリピリ」しています。時には家内や子どもと歩きますが、当然ながら会話は全くかみ合っていません。それはそれでハッピーな感じです。

この家に入っている植木屋は下手だな、この門扉の納まりカッコイイな、このブロックを積んだ左官は上手だななどと勝手に批評しつつ、自分の引出しを増やすわけです。

Post で、写真のヘデラは道路にはみ出して本当はいけないことをしていますね。見ると、このお宅の方は分かっていてはみ出させているようです。(写真では上手く伝わらなくてスミマセン)メンテナンスをせずに伸び放題になっているのではなく、慎重にキレイにはみ出させています。まぁ、誰かが文句をいっている訳でもないし、客観的に見て誰かの迷惑になっているようでもないし、常識に照らし合わせ目くじら立てるほどのことでもないのでいいじゃありませんか。ちゃんと管理して道行く人の目を楽しませてくれていると評価したいほどです。

何かにつけ一方的で自分勝手な行いが目につく昨今ですが、見知らぬ人のことを思いやりつつ自分の趣味を楽しんでいらっしゃるこのお宅の方のお人柄が偲ばれます。

藤の花


藤の花がきれいですね。

ソメイヨシノやツバキと並び私たちの心象風景に強く印象づけられている花だと思います。

単木や盆栽仕立てもありますが、藤棚がポピュラーですよね。

Fuji どうして藤棚ってどこも芸のない一律の形状をしているのでしょう?もっと形や素材に工夫があってもいいと思いませんか?しかし、多くの人に愛されるものは「偉大なるマンネリであること」が重要なのかもしれませんね。

ところで皆さん、一度、気にして藤棚を見てください。藤の花房はだいたいどこも同じように下垂しているのですが、藤棚の軒高さにより花の見える印象が相当違います。きれいに見える軒高さと、ほんの数10cmの違いできれいに見えない軒高さがあります。

これは結構大切な違いです。藤棚を設計する人、製作するメーカーの方、よーく観察してみてくださいねー。商売上貴重なノウハウですので、ここでは答は秘密です・・・ウフフ。

ちなみに、写真の藤棚はきれいに見えない高さの例です。季節柄十分にきれいではありますが・・・