職人の必需品


さて、なんでしょう?

ハサミ、クルマ、ホウキ・・・まぁ、そうですね。なくては仕事になりません。では、安全で気持ち良く仕事をするためには何か・・・蚊取り線香とキンカンでしょうか。

ちょっと強引な導入ですが、下の写真はキンカン(金柑)です。シロップ付けなどにしていただくと、如何にもノドに良さそうですね。子どもの頃、一粒摘んで口に入れたときの体験は、大人になっても覚えています。東京のど真ん中、普通のお宅の軒先にたわわに実ったキンカン。ホッとしますね。

キンカン 金柑 シロップ 砂糖 虫刺され 金冠堂

「虫刺されにキンカン」のキンカンは、株式会社金冠堂さんです。こちらは古代の王冠にちなんで名付けられたそうです。三軒茶屋の本社へ植木のお手入れにお邪魔すると、毎年キンカンを持たせてくださいます。ありがとうございます。

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職人さんの日々


なあに?この写真??

マンション植栽管理_除草風景 小杉造園では作業時にヘルメットを着用します。高い木に登って転落した際にケガを軽減したり、草刈時に小石が飛んだりと、意外に?造園屋さんの仕事も危険が伴います。

皆様のお住まいで事故を起こしてしまっては、いけませんから。お住まいの方への安全はもちろん、職人さん自身にも十分努めています。

 

職人さんヘルメット跡なので、仕事を終えて会社に戻ってくると、みんな頭にヘルメット跡がついてます。

ちなみに写真のモデルは小杉一押し!イケメン職人さんなんですが、今回顔はNGという事で、日々ブログをチェックして頂ければ登場するかも。

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いきなり春か!?


週末の東京は暖かかった!

金曜日に春一番が吹き、現場を歩くのが辛いほど風が冷たかったのに、土曜日は測量しているだけで汗をかきました。また、今日からは平年並みに戻りそう。

週末の暖かさが続けば、ウメとサクラが同時に咲くというような珍事が見られたかも・・・

さて、写真はご近所のボケの花です。子どもの頃、「花の咲かないような寒い時期に一人だけ咲いているからボケって言うんだ」と父に教わった記憶があります。どうやら数十年間にわたり冗談を真に受けていたことが先日判明しました。ハズカチーッ。

どうしてボケというのかは、実がウリに似ており木になるウリ「木瓜-モケ-」が転訛してボケになったそうです。

ボケの花 早春の庭を彩る赤い花 ボケの実(果実)が瓜に似ている 盆栽でも楽しまれている樹木(花木)である

地球温暖化は、欲ボケした人間が原因。ウメとサクラが同時に咲かないように、植木屋は日々木を植えます。

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冬の備え・春の楽しみ


週末、天気が良かったので我が家のバラに元肥えと剪定をしました。ネコの額程のベランダですので5鉢。小一時間の作業です。どの枝を切るか悩みながら鋭いトゲと格闘するのも、春の開花を思えば楽しい作業。無我夢中のひと時でした。
バラは目を離すと虫や病気がすぐ発生してしまいます。昨年は、酵素系活力剤をはじめ、EM菌やフミン酸、手作り防虫液(除虫菊とドクダミ焼酎)、ニームなど、良いと噂されるものを片っ端から試しました。良い効果は、確かにあったと思いますが・・・。
今年はシンプル且つ、脱・過保護を目指します。
バラの花アブラハム・ダービー  我が家の期待の星は、一昨年購入したアブラハム・ダービーです。花色も香りも素晴らしいです!
あなたのお好きな花は何ですか?

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ものづくりの未来


以前石川県や和歌山県にお邪魔させて頂いた「日本縦断!!ものづくり広場ようこそ技能五輪メダリスト」の東京開催に技能五 輪金メダリストの2人が参加しました。
いま日本のものづくりの技術者が、ますます減っているそうです。1992年の就業者は1569万人、2002年には1222万人に減少という統計が出ています。2009年は、この不況も相まってさらに減るのではないではないでしょうか?
この状況は、子供のときに“ものづくり”に興味を持てない環境が減少の一端を担っているのでは?との意見が出ました。日本の産業の原点である、ものづくりの楽しさを教える教育が少ないことに、パネリストの皆さんが危機感を抱いている事をひしひしと感じました。

確かに技能に触れる機会が無いのに、どうやって興味を持てというのでしょうか?全く持ってその通りだと思います。楽しさや面白さを伝えたくても伝えられない…。ものづくりに携わる人たちの共通の悩みです。
小杉造園他ものづくりの技能五輪メダリスト達

フォーラム中、「厳しい練習はつらかったのでは?」の問い掛けに、あるメダリストは「つらいんじゃない、くやしいんだ」という言葉に日本のものづくりにもまだ希望が残っていると感じたのは、私だけではないと思います。彼らは日々研鑚を重ねて悔しさを乗り越えていくでしょう。近々テレビ放映予定もあります。ものづくりの未来を担う若者達を皆さん観て下さいね。

日本縦断!!ものづくり広場 ようこそ技能五輪メダリスト サイトhttp://www.ginou.jp/

過去記事in和歌山http://kosugi-zohen.no-blog.jp/topics/2008/11/post_9498.html

過去記事in石川http://kosugi-zohen.no-blog.jp/topics/2008/10/post_7ce8.html

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まもなく季節到来


花粉じゃないですよ、花です。お花。

ウメの満開には、もう少し日数がかかりそうですが、日当たりの良いところや早咲きの品種は、写真のように咲いていました。

いよりよ庭いじりやガーデニングの季節到来ですね。そろそろプランを考えてもいい頃です。

ウメ、菜の花、サクラ、ツツジ、アジサイと毎月花の名所へ出かけられますね。

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適材適所3


ケヤキ 先日、幹周り約3m、高さ20mはあるであろうケヤキの木を地面から2mほど残して伐採しました。伐採理由は、枝ごと枯れている個所が数箇所あり、それが落下する恐れがあるため、この際伐採してしまおう、という所有者の判断によります。
ケヤキ伐採前 ケヤキ伐採後 伐採作業中、近隣の方数人から、「せっかく緑が楽しめていたのに残念ねー」という伐採を惜しむ声を頂きました。確かにそのケヤキがあれば、夏は木陰で涼めたり、秋は黄葉が楽しめたり出来たと思います。ただ、前述のように枯枝が落ち、偶然その下にいた通行人にケガをさせてしまうかもしれない可能性がある事も確かです。難しいところだと思いますが、このケヤキが街中でなく山野にあれば、このような憂き目にあわなかった事でしょう。
閑話休題。通常このような高い木の伐採には、高所作業車やクレーン車を使用しますが、今回は周囲に軽車両さえ入る事が不可能な環境でした。ですから、ケヤキに直接人が登り込んで、つり 切り等で伐採しました。(時間はかかりましたが・・・)

ケヤキ伐採中

難しい状況でも技術と工夫で対応できるかと思いますので、植木でお困りの際は是非是非ご相談くださいませ。
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サザエさん考


日曜日、夕方6時55分。サザエさんのエンディングテーマと共に、子どもたちは「あー、お風呂にはいって、寝て起きると学校だぁ・・・」、大人たちは「また、一週間の仕事がはじまるぅ・・・」と、少し憂鬱になる。これは数十年来、日本の中間半分の世代が感じることに間違えない。

Sazae1 東京渋谷区から神奈川県の大和市をつなぐ、東急田園都市線。渋谷から4つ目の駅が桜新町駅。この駅から国道246へつながる通りが桜新町商店街。通称「サザエさん通り」である。途中に、サザエさんの作者、故長谷川町子さんが設立した「長谷川町子美術館」がある所縁の地だから。

商店街のケーキ屋さんではワカメちゃん、お菓子屋さんでは中島くんと早川さん、もちろん不動産屋さんでは花沢親子の立看板が出迎えてくれる。通りにあるコンビニは、かつて酒屋さんでサブちゃんのいる三河屋さんのモデルになったらしい。また地中化された電線の地上器には、サザエさん一家のステッカーが貼られている。なんとも微笑ましい商店街である。

そういえば、私が生まれ育った街でも、同じご町内に八百屋さん、魚屋さん、酒屋さんがあった。お使いのはしごをしたものである。地方の中心都市であったため、スーパーも郊外型大型店もあったけど、日常の必要なものはご町内ですべてが揃った。

考えてみると、私の両親の世代は、まさにマンガ「サザエさん」の世界そのもの。それぞれのお店は、私たちの世代(自分の同級生や先輩後輩たち)が廃業し、住宅やコンビニにした。恐るべき事実に気づいてしまったが、昭和50~60年頃のほんのこの前のできごとである。

そうえいば、サザエさんの家にも、毎年植木職人が来てますね。

最近では、テレビ版「サザエさん」に登場する人物が携帯電話を使ったりする。コマーシャルでは、マスオさんがマイカーローンで車を買ったり、果ては実写版で登場するイクラちゃんが青年実業家になって高級車に乗っている。イクラちゃんが言う「ボク、しゃべれなかったから」は、まったくつまらない冗談である。

こういうのは、「洒落たジョーク」でも「現代風俗にあわせた」でもなんでもない。製作者の「横着」と「アイデア不足」の産物だと思う。くだんの美術館横に通称「サザエさん公園」なるものがある。タラちゃんが遊んでいる砂場もなければ、カツオくんが野球をする広場もない。ただサザエさん通りにあるから無思慮に命名されただけ(だと思う)。区民のイメージなどまったく考えていない「横着」そのものである。

またここで考え及ぶ。きっと最近のサザエさんを作っているのも、公園に名前を付けたのも、私たちの世代だ・・・本当に申し訳ない。

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