葡萄ライン


今年の夏は日照不足で、特定種の害虫が大量発生したり、花木の花付きが悪かったりしています。皆さんのお庭でも、注意して植木を観察してみてください。

さて、写真はヤマブドウです。日本在来の野生種として、最近は見直されているそうですね。ジャムのように簡単な加工品だけでなく、ワイン作りでも注目されていると聞きます。

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生食するにはちょっと気合いが入ります。庭木として使っているものしか食したことがないからなのですが、酸っぱいですよ。

写真では、フェンスや壁一面に繁茂させるのではなく、ツルを真っ直ぐ誘引し上手にラインを描いていますね。鬱陶しさがない一方で、通行者の視線からちょうど窓の高さが遮蔽されるように考えられています。偶然なのかもしれませんが、上手い使い方だと思います。

住宅が密集する都心部では、圧迫感のある施設でプライバシーの確保をするのではなく、このようにさりげなく配慮してくれるとホッとしますね。

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猿も木から落ちる


弘法も筆の誤り、河童の川流れなんてのもありますね。残暑厳しき折、体力的・精神的に辛くなりますので、あらゆる商売職種のプロの皆さんもミスのないようにありたいものです。

そこで写真は、サルスベリの花です。夏も盛りを過ぎた頃、少し物悲しい気分の時に場違いに鮮やかなサルスベリの花を見ると「おまえ、まだがんばってるのか・・・」と思います。

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サルスベリはその名のとおり、幹肌がスベスベして猿も滑り落ちそうだ、ということからサルスベリとなりました。別名、百日紅ともいいます。こちらは字の通り、百日も紅い。つまり、花の咲いている期間が長いということ。その通りに梅雨時から初秋まで咲いてくれます。

花色も白、ピンク、紅といろいろあるので、お好みで楽しめます。和の庭でも洋の庭でも合いますので、ぜひ一度お試しください。私のよく使う品種は、花の赤いカントリーレッド、薄紫のマスコギーなどです。白い花で幹肌も白っぽくて美しいシマサルスベリ、大きくならない一才サルスベリなども良いですね。

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残暑にハーブを


夏の暑さもピークを迎えています。外の暑さと室内の冷房の温度差で、体調があまり良くない方、外回りで、暑さに参っている方も多いのではないでしょうか。

そんなときはハーブの力を借りてみてはどうでしょうか。

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例えば、ジャーマンカモミール。冷えた身体を温める効果があり、冷房によって起こる体の不調を予防することに効果があります。

レモングラスは、食欲がない時や、消化不良などの胃の不調に効果的です。腹痛、下痢、頭痛、発熱などにも利用されます。

ハイビスカスやローズヒップは、酸味があるスカッとした風味が、夏バテの食欲不振を解消してくれます。また、夏の暑さで消耗したビタミンCやミネラルを豊富に含み、アミノ酸、クエン酸も補給できるので、疲労回復に効果があります。

ハーブティーなどで気軽にハーブを取り入れて、残暑きびしいこの時期を、体の中から快適に過ごしましょう!

植木の相談は小杉造園株式会社

これからは気をつけて


お盆休み、いかがお過ごしでしたか?今年は、「巣篭り」が主流らしかったので、のんびりと体を休められたのではないでしょうか。

さて、写真は、我が家の近くにあるマンションの植栽。今年の春も、道行く人の目を楽しませてくれたツツジたちです。

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あーぁ、お手入れせずに伸びちゃって。小学生なら、お母さんに「早く床屋さん行ってらっしゃい」って叱られる状態です。

実は、ツツジは6、7月頃には翌春の花芽をつけてしまいます。サツキも7、8月頃には翌春の花芽をつけます。ということは、今ごろ、ジョキジョキっとツツジやサツキを刈込んでしまうと、翌春の花芽を刈り取ってしまうことになります。つまり、来年は花が咲かないということです。

本来なら、花が終わり梅雨前には刈込み剪定を終えてしまいたい種類の植木です。「後悔先に立たず」なので、花芽を刈込まない程度に気をつけて整えてください。

こんな基本中の基本も知らない植木屋が来ないことを陰ながらお祈りしています。

本当は、年間を通じて植木屋さんと契約しておくと心配しなくて済むのですが。ご検討ください。

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今年の夏はどこへやら


夏のぎらぎらした日差しを感じる日よりも、曇ってじめじめした日が多くて、梅雨がまだ続いているようですね。 適度な雨は植木にとっても好都合ですが、あまりにも続くと困ったものです。ともかく、太陽が顔を出してくれないかなぁと願う毎日です。誰か照る照る坊主を逆さまにしているんじゃないのか?

閑話休題

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緑の葉も良いのですが、葉に色々な模様が入る(これを‘斑入り’といます)とぐっと雰囲気が変わって涼しげな雰囲気になりませんか?

写真はテイカカズラ(斑入り方は‘ハツユキカズラ’の名前で有名ですね)。同じ植物でも葉が白や赤になるだけだけでぜんぜん感じが変わりますよね。

探すといろんな植木でも斑入り植物がありますよ。モミジ、ツバキ、ハナミズキなどなど。きりがありません。花の色や形に注目がいきやすいかもしれませんが、葉の模様にもこだわってみるとより植木が楽しめるかもしれませんよ!

ミモザのお辞儀


植木の特性を知らずに設計や施工を行うと“こうなります”という一例です。

写真は、俗にパールアカシアと呼ばれる、丸葉のフサアカシアの一種です。早春にたっぷりと黄色い花をつけ、良く目立つフサアカシアですが、数百種類もあるそうです。そう、ミモザといったほうが一般の方々には馴染みが深いかもしれませんね。

Mimoza

フサアカシアは、寒さや乾燥に強く、荒地でも比較的育ってくれます。根瘤菌の働きにより、痩せた土地を肥沃にしてくれる効果を発揮する植木です。

一方で、生長が早いため、植える場所に注意が必要です。幼木は幹が軟らかく根が浅いため、強風での倒木が心配です。

しっかり支柱で支えないと、写真のように枝垂れてしまい、ご近所に迷惑をかけることにつながりかねませんのでご注意ください。

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育ちざかり


この時期、子供も植木も雑草もみんな育ち盛りです。Dscf4878_2

この木は、体を支えていた支柱についていたムシャムシャと飲み込んで成長してしまいました。

飲み込んだ場所は、栄養が上に行き渡らず枯れてしまったり、台風時にポキッと折れてしまう可能性があります。

たいていマンションの植栽は、建物や駐車場近くに植えられています。放っておくと折れて傷つけてしまい損害を生む可能性もあります。

もうすぐ台風たちが育ってきます。その前に植木をチェックしてみて下さい。

植木の相談は小杉造園株式会社

ヒマワリの花


今日の東京は蒸し暑いですが、夏の暑さというよりも梅雨の合間の不快なムシムシ感という具合です。この夏に植えた植木にとっては根付き易くて助かるのですが、「夏だっ」ていうピーカンがないとやっぱり寂しいですね。

さて、写真は事務所のお向いさんの前庭に咲いているヒマワリです。サツキやゴシキナンテン、フィリフェラオーレアなどが植わっていたところに今年は、ヒマワリの種をまいていらっしゃいました。ある朝、出社してきたら「あっ、咲いてる」と夏を感じさせてくれました。

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ヒマワリは太陽の位置に合わせて花が向きを替えるといわれていますが、今年のような天気はヒマワリにとってもお気の毒ですね。「もー、どっち向いていいのか分かんない!」と悩んでいることでしょう。

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ハンギングバスケット


先日とあるお宅でハンギングバスケットを作りました。

既存の植木を利用して、かつ長く観賞に耐え得るものをというご要望でベゴニアを主としたハンギングとなりました。出来たのが写真のものです。

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これだけの大きさを作るのに約50コ近くの苗を利用します。ビックリですよね!吊るさずにスタンドにも飾る事ができます。チャレンジしてみたいという方は弊社にぜひお声がけ下さい。

お花のご相談は小杉造園株式会社