写真を飾る


先日、ある宴席で写真屋のご主人とご一緒させていただきました。

地元で25年にわたり写真屋を営み、発展する街並みを見守ってきているご一家です。

最近はデジカメにとってかわられ、フィルムを現像するお客さんが激減しているそうですが、ご主人は、お客さんのニーズに日々アンテナを掲げ、自ら勉強してサービスに活かせるよう、努力をしておられるようです。印象に残ったお話を2点ご紹介します。

デジカメで撮影したデジタルデータは、半永久的に劣化せず残るイメージがありますが、CDの品質上、CD自体が傷むことがあるそうで、数年後に開けてみてデータが表示できないこともままあるそうです。品質改善はなされているのでしょうが、できれば一山いくらのCDではなく、高品質のCDに残すこと。できれば紙にも印刷して残すことをおすすめされていました。紙は劣化しますけど、なくさない限りいつまでも、いつでも見られるということですね。

もう一つは、写真を飾る習慣です。写真屋の団体研修で海外へ行った折、家族写真を飾る習慣とそのための様々な額縁がカメラショップにずらりと並んでいることが、とても印象に残ったそうです。ご主人のお店では、デジカメで撮ってもフィルム写真でも、ぜひ写真を飾ろうと、魅力的な額縁をたくさん並べていらっしゃるそうです。いわく、日本人は写真を分類して収納するのは上手だけど、飾って楽しむことが苦手とのことです。

わたしも、会社のみんなで作った下のような写真を、飾ってみようかなと思うと同時に、仲間で侃侃諤諤、庭造りをした当時の思い出がよみがえりました。これが、写真の最大の魅力ですね。

091221picture

小杉造園のホームページはこちらから http://kosugi-zohen.co.jp