オーガニック野菜づくりで健康に


最近、雑誌等でマクロビオティックという言葉をよく目にするようになりました。マクロビオティックとは、玄米を主食、野菜を副食とすることを基本とする食事法だといわれています。

マクロビオティックにおける食物の食べ方は、一物全体(穀物や野菜はなるべく無駄なく丸ごとをいただく)、身土不二(自分が生きている土地でとれる旬の食物を食べる)が基本とうたわれている事が多く、私は造園の人間なので、できるなら自分で育てたオーガニックの野菜を食べたいなぁと思いました。

私の友人は、都心でレジャー農園を借り、毎週のように収穫に行っているそうです。そこまでするのは大変ですが、私もベランダ栽培をしてみようと野菜の種を買ってみました。最近はミニトマト以外にもベランダ菜園用にぴったりミニ白菜、ミニかぼちゃなど「ミニ野菜」達が相次いで発売されています。ちなみにトマトは原産アンデス地方のため、現地の気候と同様の水枯れ気味に育てると味が濃くなるそうで、不精な私にもってこいの野菜です。

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写真はミニトマトのコンポートです。ベランダ農園で収穫されたミントもトマトもオーガニック!今年の春が待ち待ち遠しいです。ぜひご自宅のお庭やベランダでの野菜作りを暮らしの一部に取り入れてみませんか?

我が家で楽しむ、安心安全の野菜作り小杉造園株式会社

サクラ騒動


おー、すごいことになっています。

たまたま通りかかったところで見かけたのですが、ソメイヨシノの幹と根が塀を倒す勢いで太っています。木を残し、何とか塀を持たせようと必死の努力をなさっていますが、そろそろ限界に近づきつつあるようです。危険ですので、早々の対処が求められている状況です。

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そもそもソメイヨシノの寿命は数十年といわれています。いかに広い場所でのびのび生長しようが、立ち枯れていく寿命です。腐朽菌に冒されやすいため、枝おろしもままならない性質であることも一つの要因です。古木は移植も難しいのです。

一方で、一斉に咲き誇り、はかなくパッと散り行く姿が日本人の心根に響き、古くから我が国で愛されていることも事実。よく保存運動で侃侃諤諤となる木ですね。結果、残るにせよ、伐採されるにせよ、一本の木をめぐり、人々が議論できるということは、私はいいことだと思いますが、それがマスコミなどを巻き込み、必要以上の論争になってしまうと考え物です。そういうとき、だいたいの話題が本質をそれていってしまいます。

美しく多くの人に愛されるソメイヨシノを残すことも大切ですが、毛虫の害や倒木懸念があることも事実、ケース・バイ・ケースで落し所を見つけてくだされば幸いです。ともあれ、木の性質を知らずに、ただサクラというだけで計画したり植えてしまったりすることだけは、避けたいものです。上に伸びるもの、咲く時期が異なるものなど、サクラにもいろいろあります。数十年先を見越した計画が求められるため、設計者・施工者は心して対処したいものです。良かれと思い、行う植樹です。次の世代に悩みの種を残さないように。

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自然との共生


自宅前の公園の30m以上あるポプラが半分くらいに切られちゃいました。

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私としては、お気に入りのポプラで部屋の窓から優雅に風になびく大きな枝が青空に映えて、眺めているととても気持ちのいい風景でした。それが、去年の夏の猛烈な風台風で、同じ公園内にある20mにもなるヒマラヤスギが根元から折れて倒れ、危険と判断されたのでしょう・・・。同じ公園内の大木はみんな数日ですっかり枝は切り落とされ、見るも無残な姿に。

幸いヒマラヤスギの倒木は人気のない真夜中のことで、被害は滑り台が壊れるだけですみました。しかし、反対側に倒れていたら民家もあるので、大変なことになっていたでしょう。自然の脅威を感じました。
とはいえ、自然の力で大木が姿を消すことにあまり違和感は感じませんでしたが、何十年もかけてあそこまで育まれた大木が、人の手によりあっけなく一夜にして見るも無残な姿になってしまうのは、これでいいのだろうかとふと考えさせられます。

この夏まで毎年のように心地よい木陰を提供し、青空に映える壮大な緑を風に揺られながら見せてくれていた大木は、今度いつ私たちに同じような姿を見せてくれるのでしょう。公園で日向ぼっこをしている地元のご老人はもう生きてるうちにはあの勇壮な姿は拝めないね。と寂しそうにおっしゃっていました。Img_0396
自然とかかわる仕事に従事するものとして、自然との上手な共生は今後も大きな課題だと実感させられました。

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日本最古の屋上緑化は?


日本最古の屋上緑化って、どこにある、どんな建物なのでしょう?

諸説あるのかもしれないし、造園アカデミックの世界では「これだよ!」って明確な事実があるのかもしれません・・・ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

先日見かけた屋上緑化は、私が見た中で最古って感じです。

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建物が古い印象を受けた(お住まいの方々、申し訳ありません)からでしょうか、まあ、下から見える限り屋上の樹木はビックリするほどに大きくはありませんでした。ただ、「伸ばしてますよー」って感じが良く伝わる状態ではありました。管理していない・・・?

屋上で見させていただいたわけではありませんので、プランターに植わっているのか、屋上に植栽桝があるのかは不明です。もしかしたら、屋上緑化などではなく、「根着いちゃった」でもって「大きくなっちゃった」だけなのかもしれません・・・。

また、最古といっても昭和の後半だと思うので、ちょっと大げさに言い過ぎました。

ちょっと見た感じのインパクトがすごかったからご紹介した次第ですが、写真では伝わらないのがくやしー。都営三田線沿線でしたので、気にして探してみてください。

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中庭の改修


まだまだ寒い冬なのに日中は陽射しが暖かい日が続いているせいなのか、春がきた!と勘違いしている樹木を見かけます。そんな樹木はせっかちな性格なのかもしれませんが、冬と言えどすぐに対応できるよう着々と春の準備を進めているんですネ。私もいつか芽を出せるように見習いたいものです。

さて、昨年とあるマンション様の中庭の改修工事を行わせて頂きました。四方を建物に囲まれた中庭で、日照不足、居住者様の動線、踏圧による土の硬化など、植栽にとって厳しい環境でした。さらに雨が降ると、排水先がないために写真のような水溜りができ、ひどいときには中庭沿いのお部屋の中まで入ってくることもあったそうです。長年の懸案事項として理事会様で何度も検討されてきたそうですが、問題解決の手助けとして弊社の御提案させて頂いた改修工事の実施に至りました。01_2

その内容は下写真の通り、植栽をやめて石張りと砂利樹脂舗装。排水に関しては、表面がグレーチングで自然排水可能な雨水桝に交換し、その桝が一番低くなるよう傾斜をつけて石張りと舗装を行いました。これにより水溜りがなくなったことと、廊下の泥汚れも大分軽減されたそうです。02_2
私共は造園会社ですが、植栽だけでなくこういった工事も行っております。造園会社だからこそ、植栽に向く場所、向かない場所、それぞれに対して、より良い御提案をしていければと考えておりますので、お困りのことがございましたらお声かけ下さいませ。

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東京も雪景色2


2回続けて「雪」の話題ですが、東京都心では、それほど雪が降るとはしゃいでしまうということです・・・何でも、積雪1cm以上は2年ぶりらしいですよ。

前回の記事にもあったように、職人や営業担当者は、ご近所のお得意さん宅へご家族の皆さんが通勤、通学される前に雪かきを終われるようにでかけてしまっています。

よって、事務所の駐車場の雪かきは、残された事務職員の仕事となります。私は、2階から写真を撮影する係(?)です。

雪かきにもヘルメットをかぶっている者がいますね。感心感心。安全は全てに優先します。

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小さな雪だるまは、ご存知「害虫姫」の作品です。

そういえば最近、害虫姫の登場がないですね。冬で虫たちを余り見かけないからでしょうか?害虫姫の登場、お待ちしております。

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東京も雪景色


一昨日ですが、東京にも雪が積もりました。

植木屋さんのお仕事は、お天気仕事です。毎日、天気を確認し仕事の段取を考えています。雪が降る!という予報がでた今週は、降った場合の対策を考えながら段取を調整していました。小杉造園の風景見慣れぬ雪景色の中、職人さん達は雪かきでお客様のおうちへ出動したり、会社の苗場にある樹木が折れないように雪を下ろしたりしていました。

小杉造園雪かき風景

今日は雪かきでおしまいですが、雪の後は、寒さで樹木が弱っていないか確認点検が必要になりますね。小さい頃は嬉しいものでしたが、大学受験シーズンに降られたり、社会人になってからはスーツが湿ってしまったり、作業が出来なかったりと、白いフワフワした雪はいつしか、いつか読んだ本にあった「悪魔の羽」が舞い落ちるように思えるこの頃です。

立春の今日もまだ日陰に雪が残り、京都の底冷えのように寒い日々が続いています。去年は冷夏や冬口まで虫被害が発生したりと予測のできない日々でしたが、今年も気候に悩まされそうな気がしています。

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都会のオアシス?


都内某所。ビルの谷間のちょっとしたスペースに、その巣箱はありました。

一般的には、エントランス脇の舗装スペースとして、ビルで働く人々が行き交う場所に、多様な緑が設えられていました。

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サザンカ、シラカバ、カポック・・・造園のセンスはさておき、熱い地方から寒い地方までのいろいろな植物が植えられていました。そして、幹には半壊した巣箱がぶら下がっていました。

鳥のことは良く知りませんが、こんな都会の真中にどんな鳥がやってくるのでしょうか?

どんな都会でも、鳥は来るのでしょうね。それはともかく、ビルの前に植物を植えよう!鳥が来るかもしれないね!とそこの方々が考えてくださる気持ちが嬉しいですね。

誰もが知っている食品メーカーの入るビルでしたが、巣箱を見てからは、やっぱりスーパーでそのメーカーの商品に目が行きますからね。

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