研修会


4月といえば多くの会社で研修会が催されます。
研修でいろいろな話を聞けるのは興味がある事ですが、会社では新人にも関わらず研修の準備を手伝ったりと、事前からいろいろ忙しく過ごしていました。

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映りは少し小さいですが、写真は弊社の社長です。
建設業はまだまだ厳しい景気ですが、これからの会社の事や造園業のビジョンなど、熱心に話しておられました。内容も多岐にわたり、事故の怖さや安全作業の大切さ、マナーなど、直接営業職と異なる内容のものでも現場をまだ詳しく知らない自分にはとても参考になりました。
営業として最初の研修は、まだすべてが新鮮で実りある研修となりました。

弊社では、室内外で造園技能の研修できる熱海にも研修所を造るなど、職人の研修にも力を入れております。施設の利用にご興味がございましたら小杉造園株式会社

きざしの庭(最高賞受賞御礼)


きざしの庭 Breath in garden -Contemporary ZEN style-

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水は、地球上のあらゆる生命・活力の源です。

乾燥地域でも比較的育ちやすいオリーブですが、この庭で、悠久の時を湛える水のイメージに誘われ、老木に800回目の芽吹きを迎えています。

オリーブの枝は、平和の象徴とされています。

樹齢800年(採取地フィレンツェでの伝承)を超える樹木の生命力は、不安な経済状況、悪化する地球環境、遠い場所での紛争問題など、現代社会のニュースに落ち込みがちな人々の心に“希望の兆し”を与えてくれます。

また、座禅石は、そこに座る人と先に繋がる世界観を一体化します。

庭に対峙して心落ち着け、今日の歓びに感謝し、明日への英気を養う上で最適なアイテムだと考えて据えました。

敷地の外に立って庭を眺めた方は、ぜひ一度、デッキに上り、座禅石に座ってみてください。このミニマル化された庭の異なる景色に出会えます。

作為では表現できない「間」を重んじ、目に見えぬものに意味を見出すのが日本庭園です。

この美意識は、今を生きる私たちの心にも深く根差しており、皆さんも、その技術が現在の生活様式に落とし込まれることを望んでいるはずです。

このような、我が国固有の庭文化や思想背景を若い世代や世界の国々へ発信するため、コンテンポラリーで楽しいガーデンデザインの姿を借りた現代版禅庭、それが「きざしの庭」なのです。

この庭を見てくださる全ての人々に、“何か大切なきざし”が芽吹くことを祈念しています。

“きざし”いつか分からない未来ではなく、手の届く将来への期待が溢れる素晴らしい言葉だと思います。

このたびは、東京インターナショナルフラワー&ガーデンショーにて、ベスト・オブ・ザ・ショー・ガーデンの栄誉を賜り、本当にありがとうございました。

上記の文章は、今回出展の庭のコンセプトです。残念ながら会場でご覧いただけなかった方々のために、紹介させていただきました。

小杉造園ホームページはこちらから http://kosugi-zohen.co.jp

ガーデンショー風景


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東京インターナショナルフラワー&ガーデンショーがいよいよ開幕いたしました。開園前日には雪が降るなど不安定なお天気の中、日曜日は暖かい晴れ間に当たりました。日曜日は説明係りで、現地に立ち会いましたが、大盛況で人で溢れ返っていました。多くの方に皆さまがおいでくださったので、中の座禅石に座って禅スタイルに浸る状況ではありませんでした。

今日は部分的見どころのご紹介を。

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外側の華やいだ空間には、50種類を越える花が咲き乱れております。外枠は、先日ブログでご紹介した職人さんが、組んだ石組みです。(ガーデンショー準備風景→http://kosugi-zohen.no-blog.jp/topics/2010/04/post_d254.html

一歩入ると外と違って1本の木だけが配された空間が広がります。中心に控えているのは樹齢800年のオリーブの木。その幹の太さには圧巻です。ぜひ、座禅石に座って木と対峙して、弊社のテーマである「きざし」を想ってみて下さい。

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デッキの素材には「パープルハート」という自然色で赤紫を帯びた材を使用しています。あまり見かけない材ですので、下もよくご覧下さい。

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お庭の後ろ壁には、「みらいのちから」という題材で、弊社近くの池ノ上小学校全校生徒が参加して作り上げた、虹のウォールアートが配されています。

今週土日は天気が持ち直すようですし、弊社はもちろん、日本の造園屋さんの独自のお庭がたくさん見られます。今後のお庭造りのご参考に各所足をお運びください。

ガーデンショーにてお待ちしております小杉造園株式会社

ガーデニングショー開幕


4/17から東京インターナショナルフラワー&ガーデンショーが東京立川の国営昭和記念公園内で開幕しています。

4/25の閉幕まで、全国、世界から多くの人日が訪れる日本一のガーデンショーです。

ぜひ、みなさんもお運びいただき、小杉造園社長 小杉左岐の庭をご覧ください。

本ブログに、感想などのコメントをお寄せいただけるとうれしい限りです。

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満開の桜が見たかった


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写真は祖父の家の今年の桜です。

今年の春は、良いお天気になったかと思えば次の日はいきなり雨が降ったり。何だか不安定な気温が続いていますね。
東京は3月下旬に冷たい雨が降ったので、桜は咲くのに時間がかかりました。私はまだかまだかと焦れているうちに、うっかり満開を見逃してしまいました。残念。来年は一面桜の写真を皆様にお見せできればと思います。

桜と言えば、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあります。何だか怒られている様な気になりますが、植木屋は桜も梅も鋏を入れます。いくら馬鹿と言われても、桜も生き物ですから大きくなりますし、やごやからみ枝といった生育を阻害する余分なものが出来てしまうため、やはり適度の剪定は必要です。
ことわざの「桜切る~」は、古い枝に花が付くので古い枝も残しておきなさいよという意味と、切り口から雑菌が入りやすいのでむやみに切ってはいけませんよ、という意味が含まれています。確かに桜は他種より腐蝕しやすく枝が弱いのが問題で、私達は大枝を切るときには、切り口からの雑菌侵入を防止するために癒合剤と呼んでいる殺菌剤を使ったりします。

桜の、大きく枝を広げて、花の重みに枝がしなっているのを見ると、人ではありませんが一生懸命という言葉を使いたくなります。その一生懸命さが、感動を呼び起こすのかも知れません。ああ、早く来年のお花見がしたいな。

植木のご相談は小杉造園株式会社

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さて、いよいよ来週土曜日の17日から東京インターナショナルフラワー&ガーデンショーが始まります。

前回記事では、乗り入れ前の事前準備している写真をUPしましたが、今日は、現地作業状況の速報です。

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この週明けは、あいにくの天気のようで各出展者の皆さんラストスパートに大慌てのここと思いますが、冷たい雨に風邪を引かないよう、もう一踏ん張りがんばりましょう。

25日までの会期中、私たちも現地に待機し、ご来場の皆さん方をアテンドさせていただきますので、春の一日、立川の昭和記念公園へお運びください。

ちょっと東京までは行けないな・・・という方々には、またこの場を借りてレポートしますので、乞うご期待!

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ガーデニングショー準備


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こちらの写真は、いよいよ間近に迫った東京インターナショナルフラワー&ガーデンショーの準備です。

今月17日(土曜日)?25日(日曜日) 計9日間立川にある国営昭和記念公園内にて開催されます。会場の広さは東京ドーム2個分!そしてインターナショナルと名が付くだけあって、海外の方もお庭の作庭に出展するそうです。ガーデンショー詳細はこちらをご覧下さい。http://tokyoflowershow.jp/

そんな大変なショーガーデンに弊社社長の庭を出展させて頂きます。

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2007年の技能五輪造園部門金メダリストの2人が主にお庭の基礎部を造っています。これがどんな風になるのかは会場に是非足をお運びご覧ください。

ガーデンショーにてお待ちしております。小杉造園株式会社

続・自然のパワー


老木に鞭打って、数十回目の春を迎えるシイノキです。

表側、自分のご主人様に見える方向は「まだまだ、ガンバリマスッ」という表情。

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ところが裏に回ると、青色吐息です。すっかり洞が入り、サルノコシカケまで生えてる。

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一先ず支柱で折れないように処置していますが、台風の季節までには、更なる補強を施してあげたいものです。

まだまだ現役のシンボルツリー、がんばれ!

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春の誘い


まだまだ朝夕は寒さが残っておりますが、昼間の日差しは少しずつ春の陽気を帯びてきました。気象庁の発表では3/22(月)に東京でもソメイヨシノが開花したと発表しました。Photo

当社で管理している物件様でも春の花が少しずつ咲き始めてきました。

最近良く目を引くのが、ハクモクレン。真っ白でキレイな花を咲かせています。
モクレン科の植物は、日本に約9種しか自生しておらず、東京で主に見られるのはコブシ、オガタマノキ、モクレン、シデコブシなどでしょうか。いずれも香り高い美しい花です。しかし、いずれも高木になるため、間近で花を愛でるのが難しいのが残念です。

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海外では総称してマグノリア(magnolia)と呼ばれています。これは、フランスの植物学者ピエール・マニョル(Pierre Magnol)に因んで名付けられたそうです。モクレンはかなり古い園芸花木として存在し、欧米ではツバキ類、ツツジ類とともに3大花木とされています。

ちなみにモクレンの花言葉は『自然への愛・持続性』です。今度のお休みには、春の陽気に誘われてキレイに色付く花々を愛でながらお散歩なんていいかもしれませんね。

植栽に関するお悩み、ご相談は小杉造園株式会社まで!