万葉集と植物


昔の日本人と植物との関わり方がよく分かる本に、万葉集があります。万葉集には、植物を詠んだ歌が非常に多く、4500首以上の歌の中で160種類以上の植物名が出てくるといわれています。

その歌の一例では、
桜:見渡せば 春日の野辺に 霞立ち 咲きにほへるは 桜花かも

つつじ:水伝ふ 磯の浦廻の 石つつじ 茂く咲く道を またも見むかも

などが歌われています。とても美しい情景が思い浮かびますね。身の回りにある植物が、万葉集の歌でどのように歌われているか知るのも、面白いかもしれません。

また、万葉集で歌われている植物を植栽してる植物園ということで、宮城県黒川郡大衡村の「昭和万葉の森」、春日大社の「萬葉植物園」などがあるそうです。新緑の候、植物を新しい目線から楽しんで頂けたらと思います。

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