徒然むし日和8


東京は、梅雨らしい天気が続きます。今年は、4月の気候が寒かったからか、虫たちの動きも例年と違います。最近活発的に発生した虫をご紹介します。

ツツジの蕾が綻ぶ頃に、植込を良く観察すると羽が瑠璃色に輝く黒い虫が。

これはルリチュウレンジハバチというハバチの仲間です。幼虫が主にサツキやツツジ類の葉を群生して食べ、とても食欲旺盛で葉っぱが跡形もないくらい樹木を丸坊主にしてしまうことも。P1200049

Photo成虫になると「ルリ色」の素敵な姿に生まれ変わります。成虫になるとあちこちに飛んで茎に卵を産み付けて年に3~4回ほど発生します。また、秋口に孵化した幼虫は成長すると地面に降りてきて、ツツジを丸坊主にするべく、土の中で繭を作り来年春に備えて越冬します。

一度ついてしまうと、毎年のように発生してしまうことから、定期的な確認と早い段階での対処が重要になります。幼虫は葉の色に似ており、見つけ難いのですが、多量の糞が下に落ちていたらよくよく観察してみて下さい。

害虫のご用命は小杉造園株式会社