多自然型の整備


最近は、建築物へ積極的に緑化することがブームです。あえてブームと書きましたが、元々が植物にとっては不自然な使われ方なので、将来にわたり定着するとは思えません(私見)。

大変な困難が伴いますが、土地利用上で如何にして緑地を増加させるかに更なる注力をした方が未来のためだと思うのですが・・・みなさん、どうお考えですか?そういう意味で、先週紹介した大手町での取組を楽しみにしています。

写真は、政令指定都市になろうかというある地方都市の主要駅前を流れる河川。いわゆる「多自然型」の整備がなされています。サクラの並木や潜在自然植生による緑化整備のほか、ホタル(ヤゴ)の放流なども行っているそうです。

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良し悪しは別として、土木の世界では、古くから多自然型の整備がすすんでいます。元々が自然に密接した(自然を壊して築造する?)構造物なので建築ほどに敷居が高くなかったのだと思います。

造園業者がランドスケーパーとしての力量を備え、事業の初期段階から参画でき発言力を持てるようになるよう、自己研鑽と地位向上に励みたいものです。

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