どっちがホンモノ?


ある屋上庭園の一部を撮影した写真です。立派に石組みされた流れですね。

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「石が雰囲気が違うなぁ」と感じたので触ってみたところ、違うはずです。

左の青っぽい石は人工物です。おそらく軽量コンクリートに色を塗った擬岩です。手前の灰色の石や茶っぽい石は天然の石です。

見た目や重量感は非常に良くできていましたが、明らかに異なったのは触ったときの体感温度です。天然の石は非常に冷たい。それに比べて人工の石は少し冷たさが緩い。

これは熱伝導率の差によるところだと思いますが、石の方が伝導率が大きいため体温が伝わりやすくより冷たく感じる。のだと思います。「木の家はあたたかい」というコマーシャルも、この熱伝導率がキモなんですね。熱伝導率は、金属>石>コンクリート>木材>液体>気体でしょうか?詳しく解説できる方は、コメントお願いします。

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寒い日にも


東京は乾燥注意報が継続中ですね。

女性の方お肌が気になるところですが、植木も気にしてあげてくださいね。Cimg1539_3Cimg1540_3Cimg1541_5

冬は葉っぱをおとしていて眠っているとお思いですが、やはり生きてますから、食事は必要。特に昨年の夏が暑すぎたので、お水は十分与えてあげてください。

寒くてちょっと外に出るのが億劫。という方にお勧めなのが自 動で水遣りをしてくれる灌水チューブのシステムです。マンションだととても広くて追いつかないということもあり、先日設置してきました。

蛇口から水遣り場所の間に道路が走っており、雨水排水溝を通ってチューブを配管しました。

後からつけると施工上色々困難な点が多いです。異常な高温が続く昨今の 気候ですから、マンション施工の際には、ぜひ当初よりの設置をご検討下さい。

潅水のご相談は小杉造園株式会社まで。

ねむの木の庭


先日、現場の調査へ出かけた帰りに近くにあった「ねむの木の庭」へ寄って来ました。

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「ねむの木の庭」は、皇后陛下美智子様のご実家である正田邸の跡地を区立公園として整備したもので、五反田は池田山にあります。

ネムノキが中心に植えられた公園には周遊できる園路があり、美智子様ゆかりの植物やお歌に読まれた樹木・草花が数多く植えられています。今は冬の時期で花は少ないですが、春になればきっと美しいことでしょう。

下の写真は「プリンセス・ミチコ」というバラの品種です。美しい姿が特徴的なオレンジと赤の花が咲くそうです。

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冬の景


大寒の今日。外にイモムシがたくさん・・・

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写真は、ヤマボウシという木の冬芽です。ニョキニョキと角の生えたイモムシが規則正しく並んでいるように見えます。

冬の木々をふと遠くから木を眺めてみると、人それぞれなように、木の形もそれぞれの姿形をしている事に気づくと思います。また、近くで見ると春への準備で生気を冬芽にため込んでいるのが分かります。生い茂った夏とはまた違う"気づき"が毎冬あります。

普段気にもとめないとは思いますが、ちょっと足を止めて遠くから、近くから木を観察してみてください。

植木のご相談は小杉造園株式会社まで。

餅つき


週末、毎年恒例の餅つきを行いました。

現場でカケヤを振るい、帰ってきてキネを振るい・・・お疲れの一日ですが、つきたてのお餅は美味しかったですよ。お醤油、黒ゴマ、きな粉、大根おろし、ひきわり納豆、皆さんお好みの味でいただきました。

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この時期、毎年、お昼に近所の乳児院で子どもたちと一緒に餅つきを楽しみ、4kgほど余分に蒸した分で夕方また餅つき。ランドセルはプレゼントできませんが、毎年喜んでいただけているようですし、お互い楽しく美味しくいただけますので、この時期を皆心待ちにしています。

写真のお漬物は、庭木のお手入れをさせていただいているお宅の奥様が漬けてくださったものです。こちらも美味しくいただきました。

じゃぁ、また来年。今度は、セミナーに来る海外の皆さんと餅つきやろうかな。

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塩害


「海から少し離れているので、塩害なんてあるんでしょうか?」とお客様に問われました。

海から運河に少し入った場所にあるマンション、確かにその場所は海の香りもしないので海が近いという印象は受けません。

私たちの梅雨に降る雨は、日本近くで発生した雨雲に加えてインド洋、フィリピン沖からももたらされているそうです。それを考えれば、少し陸地に入った程度の場所では、海の塩が付着しないとは言い切れないですよね。一時、鎌倉に住んでいた事がありましたが、駅の近くでも自転車はばっちり塩害でサビていました。海から鎌倉駅までは約1kmありますが、そこまで塩害が及びます。

Dsc01007植栽には塩の害と海がさらに近いと風の害も合わさり、非常に生育しにくい環境です。当初にお話にでたマンション様はサツキが年々衰弱しているというお話でした。サツキは土壌条件的に沿岸では生育が良好になるとは言い難い樹種です。適地適性で立地条件に合うものを植栽しないと費用と効果の無駄になってしまいます。

塩害のご相談は小杉造園株式会社まで。

閑話休題


今日は、植木とは関係のない話題を一つ。

年始のご挨拶で参議院の議員会館へお邪魔してきました。滅多に入る機会のないところなので、会館の食堂で昼食をとりました。

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高級なのか、はたまたお安く食べられるのかワクワクしながら行きましたが、いたって普通の食堂でした。和洋中様々な定食があり、値段は700円から1200円ぐらいと市井の食堂と同様でした。ワクワク感はしぼみましたが、当たり前のことだよなぁと思い、ちょっとホッとしたことも事実です。天井の高い広々とした食堂でしたが、テーブルなどは新しい大学のそれと同様かな。海外からのお客さんも多いのか、寿司カウンターがあることがかわっているぐらいでした。

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おどろ木(3)どこんじょうヤシ


新年あけましておめでとうございます。

何かと景気の悪い話の世の中、とある街で。Img_1616

ヤシの木が頑張ってました。すごいですよね。レンガの植木枡を壊してます。たぶん、植木枡が無くても、大丈夫なくらい根がびっちりしてます。

Img_1617当初からまっすぐ伸びる事ができなかったのか、傾いたまま育ってしまったのか。その経緯はなぞですが、重力の法則に逆らい、そびえる立つ姿がスカイツリーよりも凛々しくかっこいい!

この世の中の疲弊感にぐったりせずに、どこんじょうヤシのようにしぶとく生き抜かねばなりませんね。新年早々植物に学びました。

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でも、植栽場所は適切な場所を選んでね小杉造園株式会社

松竹梅


新年あけましておめでとうございます。

旧年中はごひいきいただきまして誠にありがとうございました。本年も変わらぬご愛顧のほどをお願い申し上げます。

お正月一番の話題はおめでたい庭木のお話し。去年も書いたような記憶がありますが、まあ、おめでたいお話しなのでご愛嬌。こと、庭木に関してはおめでたい語呂合わせや、縁起担ぎの宝庫なのです。お正月玄関先や床の間に飾る松竹梅、梅鉢などはその際たるものです。

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マツ:冬も青々と葉を茂らす不老長寿の象徴。亀甲柄の幹肌もおめでたいですね。

タケ:雪の下でも折れないしなやかな竹は丈夫で威勢が良いもの。

ウメ:寒い冬、雪の中にも咲く花は生気や華やかさに通じます。

あとは文字通り縁起がよさそうな名前が続きます。ナンテン(難を転ずる)、センリョウ(千両)、フクジュソウ(福寿草)。

おめでたいものが並んだところで、さあ、今年もがんばりましょう!

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