生理落果


皆様、生理落果をご存知ですか?この季節に、小さな青い果実がぽろぽろと落ちてしまうのは、風や雨、鳥のいたずらだけではありません。
生理落果とは、開花・結実後に、樹木が自分で果実を落としてしまうことです。たくさん花がついても、全てが実るわけではないんですね。木が、これから育む実の量と体力のバランスを自分で調整していると考えると、シンプルで合理的な現象だといえます。(余談ですが、かんきつ類の隔年結果も体力とのバランスで起こる生理現象です)

ですから、実が一気に落ちてしまうと本当にがっかりしますが、その木が自分で背負える量の荷物だけ選んだと思えば、そっと見守ってやろうという気にも・・・なりますよね、、、でもやっぱりがっかり。Img_2443

ちなみに、急な施肥や多すぎる肥料分は逆効果になります。

果樹は冬から春の有機肥料の元肥えで、寒い時期にゆっくりと養分に馴染ませてやるのが一般的です。

以上、ユズの実が大量に落ちて少し落ち込んだ特派員からの一口メモでした。

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