まずは写真をご覧ください。
去年のものですが、台風により被害を受けた植木の写真です。
樹高6m位のサクラの倒木と樹高10mほどのアカマツの枝折れです。
わかりやすい写真がなかったもので、去年のものを使いましたが、今年になっても強風で折れた大きな枝が落下した等の事例は身近でもよく起こっております。特に大きくなった老木がある施設では、注意が必要でしょう。
大きくなってしまった樹木は、下からの目視点検では、枯枝や折れ枝を発見しずらい場合があります。そういう場合は、必要に応じ登り込みや、高所作業車等による、より詳しい点検も必要なってくるでしょう。
木も大きくなってくると、それを安全に維持管理するためのコストは増加し、管理者の頭を悩ませることがあります。
そこで、少しでもそんな負担を軽減できる方法があるので、参考までにご紹介致します。
自治体によっては、大きく立派な樹木に「保存樹木」の認定を与え、その維持管理に必要な作業や費用の一部を負担してくれる場合があるようです。首都圏では、6年後の東京オリンピックに備えてなのかどうかはわかりませんが、期限付きで、街の緑化に補助金を充てるケースもあるとか。
大きな樹木をかかえて、管理費用にお悩みの方は、一度自治体に問い合わせてみるのも良いかもしれません。
また、これはマンションに限ったお話ですが、マンション管理組合が加入する「マンション保険」には台風などによる被害に対して保険金を出してくれるケースもあるようです。
台風シーズンに備え、一度加入の保険がどこまでカバーしてくれるのか確認しておくことも必要かと思われます。巨木の管理もお気軽にご相談ください。