壁面緑化


141204ブログネタ

写真は都内のあるビルの壁面緑化の様子です。

都内に限らず昨今、屋上や壁面に緑を施した建物を目にするようになりました。
研究も進んでいるようで、いろんな緑化資材が次々とあらわれては消えを繰り返しているようです。

露地植えの植木に比べ、人工地盤に植った植物は、かなり特殊な環境条件下にあるため、肥料や水は、適宜、人が調整してあげていかなくては健全な生育は望めません。
ただ、その「適宜調節」が言うは易し行うは難しで、とてもじゃないけど簡単に調節できるものではないのです。

日当たりや風通りも屋上や壁面では、ちょっとした場所のちがいによって極端に差ができてしまうのも特徴で、それらを踏まえて適切な量を適切なタイミングで、適切な箇所に施用するのは至難の業です。
その結果、多くの屋上緑化や壁面緑化は、経年劣化で見るも無残な姿になってしまうことが多いようです。

写真の壁面緑化は、どうも改修か取り壊しが決まったビルが、工事に入り、人の管理の手を離れた結果、一気に全枯れをおこしてしまった状況のようです。
露地植えの植木は人の管理の手をはなれても、自然の雨水等である程度は生育できるのですが、屋上や壁面の緑は人の管理で何とか生かされていることがこのビルの壁面の緑の枯れ具合を見るとよくわかります。

完全放置の壁面緑化を私も今まで目にしたことがなかったので、通りすがりの車中でしたが、思わずカメラを向けてしまいました。

見事な枯れっぷりに、一瞬、故意に枯らした壁面のドライフラワーか!とも思ったのですが、ビル全体の様子から、人の管理から離れたビルであることがわかり、自然に枯れたものであることがわかりました。

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