夏至も迎え、樹勢の勢いが益々盛んになってきた今日この頃です。
今年もやってきました、彼等が!「チャドクガ」の幼虫です。
樹高が4.0m程のタイワンツバキですが、今年は気付いたらもう丸坊主。
ある意味これは手抜かりに近く、深く反省致しました。しかしなんという勢い!丸坊主にはなりましたが、タイワンツバキ自身も樹勢が強いために、もう新芽の準備をしておりほっと一安心です。
皆様も、ご注意ください!
2週間ほど前になりますが、自宅のヤブコウジに花が咲きました。元々は苔玉に植えられていた小さい株をプランターに植え替えて、8~9年くらいたつでしょうか。年を経て株が充実してきたためかわかりませんが、昨年から急に花が増えました。昔から日本庭園に使用されるこのヤブコウジ、高木の株元に根締めとして良く植えられます。高さは20cm程度ですが、日陰に強く、徐々に横に広がっていくので意外と使いやすい日本原産の地被類になります。また、この花が正月ぐらいになると赤い実になります。縁起物として「センリョウ」、「マンリョウ」というのは有名ですが、このヤブコウジも別名で「十両(じゅうりょう)」というそうです。花の少ない冬に見られる赤い実ももちろん良いのですが、気をつけないと見つけられない、しかも気づくころにはすぐに散ってしまうこの小さな花も、なかなか良いものだなと、改めて思いました。来年はもっとたくさん咲きますように。
我が家はふるーいぼろ家なのですが、
自慢できる事がありまして、一つは風通しがむちゃくちゃ良いこと。
今時期は窓を開けるととっても気持ちが良いです。
(良すぎて風の強い日は新聞や雑誌が飛び回ってますが(^^ゞ)
もう一つは夕焼けがとってもきれいにみえること。
先日も帰るコールをした時に電話口で、わが子が突然「わ!!めっちゃきれい!!」と叫ぶので
急いで帰ってパシャっとしました。
少し暗くなり始めていて、もう少し早ければもっときれいな夕焼けがみれたのにと少し残念なきもちでした。
最近、暑い日和が続きますが、皆様、体調管理の方はいかかでしょうか。小生は人一倍、いや二倍暑さに弱く、ついついエアコンをすぐかけて、かえって喉を痛めたりしております。この時期、そういったことで風邪もひいたりしますので、お気をつけください。
閑話休題。先日、毎年二回手入れに伺っているお宅の作業に立ち会ったのですが、今年の三月、四月の雨の多さ、そしてここ最近の気温の上昇もあり、雑草がボーボーでした!
この箇所は、周りにお客様の植えられた草花もあるので、除草剤は使えなく、窓も近くにあるので、機械で刈るにもリスクがあります。という訳で、ひたすら手取り除草。草取りに専念する事、約二時間くらい、この仕上がりでございます。
この日は、とりわけ天気も良く、気温もあがり終わった時には汗びっしょりでございましたが、お客様には喜んで頂き、笑顔にっこりでございました。
今年は、前述のとおり、春先の多雨とここ最近の陽気で、雑草の伸びが早いようです。芝生などは雑草の繁茂により枯れてしまう場合もございます。除草でお困りの際は、どうぞ小杉造園にご相談くださいませ。
皆さんはシノブという植物をご存じでしょうか?シノブは山地の岩や木に着生するシダの仲間です。
丸く固めた芯材に、シノブの根を這わせたものをシノブ玉と言い、その涼しげな様子から、昔の人は軒下に吊るして(つりしのぶ)夏の涼をとりました。
古くから夏の風物詩として親しまれており、「つりしのぶ」は夏の季語にもなっています。
このシノブ玉には、同じく森林に自生する、着生植物のセッコクというラン科の植物をつけることがあります。
5月のはじめ、当社の社員が作った「つりしのぶ」のセッコクが花を咲かせました。顔を近づけると、生成り色の控え目な姿からは想像できないような華やかな香りがします。
元気いっぱいの明るい夏の草花も良いですが、しっとりとした森陰を切り取ったようなシノブ玉からは、深山の風情が感じられます。
材料さえあればお家でも作れるので、興味のある方は今夏ぜひ試してみてください。