難を転ずる


ナンテンの赤い実がたわわに実っていました。
名前は中国の漢名「南天竹」「南天燭」に由来しますが、
「ナンテン」という語感が「難(ナン)を転(テン)じる」に通じるところから縁起木としても親しまれています。
玄関先や庭によく植えられる定番の実もの庭木のひとつです。
漢方では、乾燥させた果実を南天実(なんてんじつ)といい、咳止め剤(鎮咳剤)としても利用されています。

秋は実りの季節。
他にもクロガネモチやセンリョウ、柑橘など実がついている樹木を見つけることができます。
紅葉とともに樹木の実の美しさを探しながら散歩してみてはいかがでしょうか。