ひいらぎいわし


先日は節分でしたが、会社の玄関わきには毎年、こちらが飾られております。

御存じの方もいらっしゃるかと思いますが、これは「柊鰯(ひいらぎいわし)」、節分の際に魔除けとして使うものですが、この風習、古くは平安時代から、行われていたようです。

柊の小枝に焼いた鰯(又はめざし)の頭を添えて玄関に飾ったものが一般的なもののようです。柊の葉を使うのは葉の尖った部分が鬼の目を差すからで、鰯(又はめざし)を使うのは鰯を焼いた臭いと煙が鬼の忌み嫌うものであるから。

この組み合わせが最も鬼が苦手という事で、各地で二月三日の節分の際に飾っているようです。東京の柊鰯は写真のように、豆柄も加えられています。

鬼は「邪気」に例えられたりもしますので、これを飾る事によって、その年を平安無事に過ごしたいという昔も今も変わらぬ願いが込められているのでしょうね。