お庭や公園などで何気なく飛石を伝って歩いたことがあるかと思います。
私も先日訪れた庭園でいい感じの飛石を見つけました。
この何気なく置かれた飛石の配置、実はとっても技術とセンスが必要なんです。
本来は飛石は茶庭を訪れたお客様の着物の裾や履物に泥がつかないようにと考案されたそうです。
機能重視なら等間隔にまっすぐ配置すれば良いのですが…
あえてジグザグに配置したり、間隔をバラバラにしたり、石の大きさを変えたり。
トントントン♪トン・トトトン♪。。。。
お庭の景色の移り変わりをリズミカルに演出してくれています。
七五三打ち、二連打ち、千鳥打ち…他にもさまざまな基本形があるのですが、
実際に石を打つ職人さんのアレンジが生きています。
まさに技術とセンスの集大成が垣間見えます。
トントントン♪トン・トトトン♪。。。。
小気味よい飛石は、お庭で流れる音の無い音楽なのかもしれません。