ヒモミノガ

先日鎌倉で写真のようなものがある樹木の幹についておりました。

もう7~8年この木を見続けてきていますが、初めて見たものになります。

151224_01ヒモミノガ蓑2

幹から何かひものようなものが半円を描いて、また幹に戻っています。なんだろう?と、一つ手に取って中を見てみると小さな幼虫が1匹顔を出しました。おぉ~虫だ!と思ったものの、何か全くわかりません。

151224_02ヒモミノガ幼虫3

帰ってから調べてみたところ、「ヒモミノガ」というミノガ科の一種のようです。
あまり研究されていないグループだそうで、詳しい種名、生活史等はわかりませんでしたが、
幼虫はこの蓑の中から顔を出して地衣類やキノコなどを食べ(種類によって違うようです)、
蓑の中からお尻を出して糞をして、蛹になるのも蓑の中らしいです。

まるで樹木から直接外に出てしまった血管のようにも見えますが、居心地が良いのか、
たまたま卵をこの木に産んだだけなのか、樹木の生育には影響はあまりないのではと思っていますが、
今のところでは何とも言えません。あと、これも暖冬の影響なのかも…とも、ふと思いました。


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