写真は、都内某所の街路樹。歩道緑化だから、道路管理者が公共事業として植えたものと考えられます。何か特殊な事情で違っていたら大変申し訳ありません。
確かに事業費縮減も重要なこと。いくら街路樹が大きくなるからといって、この大きさを植えることはないと思うなぁ・・・しかもトキワマンサク。大きくならないし、幹もフラフラでまったく街路樹向きでないことは、専門家なら(でなくても)誰でも分かること。
更に、道路側にイミテーションの竹垣。これまたどうして?誰がこの場所で、日本の風情を楽しみたいと思うのだろうか?
設計担当者が考え、その会社が承認し、設計発注者が成果を受領し工事へ回される。
工事発注者がチェックし、積算し、工事が発注される。
受注者が施工承認をあげ、監督者が承認し、植木屋が植える。
これだけの人々が関わりながら、どこかの段階で誰かが「?」と思わないのでしょうかねぇ。
こういうことがないように、一人の思い込みで仕事が進まないように、いつも気をつけています。
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