アゼルバイジャン作庭記

アゼルバイジャンという国、ご存知ですか?

この秋、小杉造園ではアゼルバイジャンに日本庭園を造ってきました。

アゼルバイジャンは、カスピ海の西岸に位置し、北はロシア、南はイランに挟まれた立地です。また、2000年に世界文化遺産に登録された「城壁都市バクー」(写真)が有名です。

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現場は、首都バクーから西へ車で4時間程度の場所にあるイスマイリという地域です。

ちょっと考えられないぐらいの短期間で、ほぼ全てに現地の材料を用い回遊式の枯山水庭園(2,650平方メートル)を造りました。工期が短くあせっていたのは、私たちだけでニワトリやガチョウの歩く現場で現地の方々と共に無事工事を終えることができました。

後日、竣工の記念式典にもご招待いただき、かの地の大統領からもありがたいお言葉をいただくことができました。もちろんアゼルバイジャン唯一の日本庭園ですから、日本を知っていただく機会になると共に、地域の観光振興にもつながれば幸いです。

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詳しくは、小杉造園ホームページでご覧ください。http://kosugi-zohen.co.jp


2 thoughts on “アゼルバイジャン作庭記

  1. 御社がバクーで仕事をされたことを、今朝(4日)の読売新聞で知り懐かしく思いました。私も1970年代にバクー市郊外に日本がプラント輸出したエアコン工場(BZBK)の建設にスーパーバイザーとして参加しました。城壁や乙女の塔、キャラバンサライなどを毎週土日に散策していました。当時は残業や臨出は国の方針でありませんでした。今になってグーグルで工場の空からの写真を見たい思いますが、あいにく記録が手元になくわからないままになっています。今でもアゼルバイジャンの工業生産統計にエアコンが出てくることから工場は今でも稼働していると思われることや、大統領と同じ名前のアリエフさんという工場長がいたことなど思い出しました。
    益々のご発展をお祈りしております。栗原 征機

  2. 栗原さま、ご投稿いただきありがとうございます。
    私たちも庭造りのご相談をいただくまで、アゼルバイジャンとは特別な親交があったわけではありませんが、当地の政府関係者、大使館、一般の方々に大変親切にしていただきました。
    やはり、栗原さまのような方々の先人のご努力があり、現地の方々が日本人に良い印象を持っていたからこそと思います。
    今後とも、この庭の維持管理などを通じ、当地とは一層の交流が生まれることと思います。また、何かアドバイスでもいただければ幸いです。

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