樹の精密検査

先日都内のとある駅前ビルの巨大ケヤキの樹木診断を行いました。
ビルが建つ前からこの地にあった既存樹で、駅前のコンクリートジャングルの中で一際緑の異彩を放つ立派なケヤキたちでした。
その他、何本ものケヤキやクスノキ、シラカシ等の既存樹で駅前の大きなビルにも負けない存在感があります。
ただかなりの老木もあり、外観からしても各所に腐りが見て取れて、巨体を十分ささえる強度が保てているか微妙な木がありました。
オーナー様からは、地域の方の愛着もありできるだけ伐採は避けたいとのご要望も承りましたので、精密検査をお勧めしました。


人間に例えると、人間ドックのMRIのような感じで、専用の機材を使うことで樹木の幹の気になる箇所の断面図を取ることができます。


街路樹では断面の50%以上に腐朽があると安全の観点から伐採が検討されるようです。
検査結果はこれからですが、都会の貴重な自然ですから安全が確保できるようでしたらできるだけ残していきたいですね。


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