先日、マツの保全研修会に参加してきました。
しっかりと手入れされたマツは美しく、特に日本庭園には欠かせない樹木です。ただ、美しく保つためには非常に手のかかる樹木でもあります。
病害の発生も少なくないため、適切な管理を行う必要があります。マツと言えば松枯れ(マツ材線虫病)が有名ですが、それ以外にも褐斑葉枯病、赤斑葉枯病、葉ふるい病等がみられます。
写真のマツは葉ふるい病と言われる病害で、カスリ状の病斑がみられます。
葉全体が褐変してふるい落ちてしまう病害ですが、一般的には栄養不足が主因と言わ
れています。そのため、肥料を与えるだけで回復することがあります。
とはいえ、マツを適切に管理するためには菌根菌を活かす必要があり、過度な施肥は禁物です。マツの管理には専門的な知識が必要になります。お困りの場合は、弊社にご相談下さい。