ブルガリアの緑を見てしまった

今年の4月初め、ブルガリアに行く機会があった。首都のソフィア市の緯度は、だいたい北海道の札幌市と同じである。バスでの移動中や町の散策をしていると毎年マイナス20度以下になるという。現地の方に話を聞くと、この場所は山に囲まれた盆地のため、夏冬の温度変化が激しい土地だそうだ。

01ソフィア市内ではプンゲンストウヒなどのコニファー類やマロニエが散見された。サクラやレンギョウなどの花が咲いていた。町中で多く見られるシダレヤナギはこの時期にソフィア市であるブルガリア聖教に広まる儀式の一つとして用いられるようで、シダレヤナギの枝や水仙の花をジプシーが道端で売っている。1本1レバ(日本円で60円位)だと言う。

雪が多く残るソフィア市を見下ろす標高2000mのヴィトナ山にも登る機会があったが、シラカバ、トウヒ林があることも、この土地の寒さが厳しいことを表していた。ソフィア市の郊外にある、7世紀に立てられたヴォヤナ協会の側には樹高約三十メートル、幹周り6mほどのセコイアが見事に育っているのが印象的だった。
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