少し前の土曜日、事務所前の駐車場にブルーシートを広げ、ひとりの職人さんを中心にした車座ができていた。輪になっていたのは、今年入社した若い人たち。何を始めるのかと眺めていると倉庫からワラを引っ張り出してきた。ははぁ~あ、「わらぼっち」だな。案の定、わらぼっち教室が夕方まで続きました。
皆さん、「わらぼっち」ご存知?田んぼで笠状のワラが幾重かに積まれているのをみたことありませんか。何のためにそうされているのか私は知りませんが、何かの保存?縁起物?ただのお遊び?ご存知の方、コメントお寄せください。
庭では、冬の寒さ(霜)から弱い植木を守るために施されます。みたことありませんか、ソテツの頭にちょこんとワラの笠がかぶせられている姿。もちろん霜除けという実用面があっての上ですが、昔の職人さんの粋な美意識を感じますよね。そろそろお目見えする時期ですから、気にして街を歩いてみてください。
>わらぼっち
わらを乾燥させるためでしょうね。
畑に捲いてマルチングや有機肥料の代わりとして利用するそうです。昔はもっと用途がいっぱいあったのでしょう。地域によってやり方はだいぶ違います。
ありがとうございます。
メタボなお腹が心配になる年齢の私も、大人になり遠くへ出かけるようになるまで「わらぼっち」なんて気にしたことがありませんでした。名前を知ったのもこの業界に入ってからです。
ましてや、今時の東京っ子は見たことも興味も無いでしょうね。日本の誇れる文化は何とか伝承していきたいものです。