下北沢の踏切・最後の夜

私たち小杉造園の本社は、世田谷区北沢にあります。最寄り駅は井の頭線の池ノ上ですが、一駅先の下北沢駅周辺が先週ニュースになっていたのをご存知でしょうか。

小田急線下北沢駅を含む3駅(世田谷代田~下北沢~東北沢)の地下化に伴い、323日(土)の朝、付近9箇所の踏切が撤去されたのです。

下北沢には、何個も「開かずの踏切」がありました。

この「開かずの踏切」に定義があることを今回の報道で初めて知ったのですが、1時間中に40分以上開かない踏切のことを指すようです。シモキタ在住の私も朝のラッシュ時に踏み切りを渡れず、電車の往来数を10本以上数えたことがあります。朝は余裕を持って出社することを教えてくれた踏切でした。そして、数箇所ある踏切のどれが一番先に開くか、朝晩2回、勘を鍛えるトレーニングにもなりました。

下北沢の風景の一部だった踏切が撤去され便利になった今、少し名残り惜しい気持ちがあります。風情と利便性、時間の使い方や心の余裕について考える機会となりました。

20130411

余談ですが、撤去された当日に出社すると、同僚何人かに「遅刻の理由がなくなったな」と、からかわれました。遅刻の理由にしたことありません!当たり前ですけど!


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