リクエストにお答えし、古稀庵のご紹介です。
古稀庵は、明治の元勲 山県有朋が明治40年(1907)、有朋晩年に構えた別邸です。
相模湾と箱根山を借景に造られたこの庭は、敷地の高低差を巧みに生かした池泉回遊式の庭園で、目白の椿山荘、京都の無隣庵と共に近代日本庭園の傑作と呼ばれています。
小杉造園では一部の改修工事やメンテナンスのお手伝いをさせていただいております。現在は、ある損保会社さんの研修所として活用されており、日曜日には一般の方も見学することができたと思います。(私の拙い記憶ですので、ご興味のある方は必ずお調べになった上でお出かけください。)箱根登山線 箱根板橋駅から歩いていけます。
私の手元に部分的な写真しかなったので、もう少し全体が分かるものを今度アップしますね。
古稀庵の写真、拝見させて頂きました。自分自身がカメラのレンズを覗いているようなショットで、その場所に居る感じがして嬉しいです。ありがとうございます!
借景と言えば…京都の円通寺のお庭も確か…比叡山を借景に作られた庭園ではなかったでしょうか。間違っていたらすみません。
京都の地形や位置関係をまったく知りませんが、円通寺は水が引きにくい場所なのですかね?確か、借景式枯山水の庭だったと記憶しています。違ってたらゴメンナサイ。最近、20代に学んだことが、ポロポロとこぼれ落ちていきます。いけませんね。
さて、東京でも京都でも、岡山後楽園でも借景問題が取り上げられます。そこにあるべき風景を残せるのか、経済効率という名のもとに失われていくのか・・・私たちはもっともっと知恵を使わなければいけませんね。
円通寺は枯山水ですね。何故?…詳しくは分からないのですが…(T_T)すみません。
あの辺りも住宅地として急速に開発が進んでて、今では新築だらけになっています。
そこにあったはずの四季折々の美しい景色が失われて行っている現実を目の当たりにし、何も出来ずにおります。
恥ずかしいです。