ルビーロウカイガラムシ

成虫は4-5mmほどになる

ヤツデの葉っぱにポツンと乗っている1mmほどの小さな赤いつぶ。外見からは分かり難いですが、実はこれ、ロウ状の分泌液に包まれたカイガラムシの仲間です。

このロウ状の物質を剥くと中にはちゃんと本体がいます。虫体の足は退化していてほとんど動くことはありません。じっとそこにいて静かに吸汁しています。しかし、これだけでは樹木にとって大きな影響はありません。

ルビーロウカイガラムシが出す分泌液が葉に付着すると、そこからカビが発生し、スス病とういう葉っぱが黒ずむ病気が発生します。そうなると樹木が弱ったり、美観を損なう等の害が出てきます。

大量発生したルビーロウカイガラムシとスス病

日本でみられるルビーロウカイガラムシはほとんどが雌のみで、単為生殖で増えて行きます。たった一匹と思って放っておくと、気が付いた時には樹木全体を覆う程に大量発生していた!なんてこともあるので、見かけたらご注意ください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください