大きくなったなぁ

ハッピーマンデーって、どうですか?たしかに三連休になれば、内需拡大、さまざまなコミュニケーション機会の増大・・・良いこともあるのでしょうが、今の経済環境下で如何ほどの効果が期待できるのだろう。

それに引き換え、毎年、若い方々の門出を国民あげてお祝いする日が変動するなんて、少し寂しい気がします。やっぱり成人の日は、1月15日だよね。と、ダブル成人の日を迎えた私は思う。

20年といえば、ふた昔?今は、もっと劇的な時の流れを感じますよね。20年前、図面は手書きだった。誰も携帯電話なんて持っていなかった。まだポケベルで呼び出される平和な時代でした。

私は既に緑を扱う業界に居ましたが、あの頃に植えた樹木を通りがかりに見ると、剪定されずに大きく成り過ぎたものもあれば、厳しい環境下でかろうじて生き延びているものもあります。

私が育った街は、街路樹無剪定の方針だったので、歩道に張り出したイチョウ、ケヤキ、クスノキなどの印象が強く心象風景に残っています。だいぶ経ってから当時の論文を偶然目にしましたが「○○市の街路樹無剪定」って、当時の役所担当者は随分頑張っておられたようです。剪定予算で電線に絶縁カバーを取り付け、補助信号機を設置し、樹木を伸ばそう!なんてキャンペーンがされていました。かっこいい!

かつて市道と国道、市道と県道が交わる交差点は、見ものでした。だって、市道の街路樹だけが素晴らしく立派でしたからね。久しぶりに田舎へ帰ると、電線地中化に伴い歩道がスッキリしていました。驚くことに、幹周り1.0m超のイチョウやクスノキは跡形もなく、親指ほどのハナミズキやツバキに変わっていました。ピカピカの舗装材と木陰を作れない街路樹。さぞかし夏は暑いことだろうな・・・

私がトリプル成人の日を迎える頃、田舎の目抜き通りの風景は、どのように成長しているのだろうか。


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