適材適所3

ケヤキ 先日、幹周り約3m、高さ20mはあるであろうケヤキの木を地面から2mほど残して伐採しました。伐採理由は、枝ごと枯れている個所が数箇所あり、それが落下する恐れがあるため、この際伐採してしまおう、という所有者の判断によります。
ケヤキ伐採前 ケヤキ伐採後 伐採作業中、近隣の方数人から、「せっかく緑が楽しめていたのに残念ねー」という伐採を惜しむ声を頂きました。確かにそのケヤキがあれば、夏は木陰で涼めたり、秋は黄葉が楽しめたり出来たと思います。ただ、前述のように枯枝が落ち、偶然その下にいた通行人にケガをさせてしまうかもしれない可能性がある事も確かです。難しいところだと思いますが、このケヤキが街中でなく山野にあれば、このような憂き目にあわなかった事でしょう。
閑話休題。通常このような高い木の伐採には、高所作業車やクレーン車を使用しますが、今回は周囲に軽車両さえ入る事が不可能な環境でした。ですから、ケヤキに直接人が登り込んで、つり 切り等で伐採しました。(時間はかかりましたが・・・)

ケヤキ伐採中

難しい状況でも技術と工夫で対応できるかと思いますので、植木でお困りの際は是非是非ご相談くださいませ。
小杉造園株式会社URL:http://kosugi-zohen.co.jp/


3 thoughts on “適材適所3

  1. 大胆なカッティング!
    こんなに地球によい事をしてるのにかわいそう。植物も都会で生きるには人と同じで窮屈な思いをせねばならないのですね。

  2. 家の近所でも、ある日突然サクラが切られた。あーいうのって、誰が決めるの?植木屋さんでは、切らない工夫はできないの?期待しています。

  3. 樹木が切られてしまう理由はいろいろあります。例えば、サクラ・ケヤキなどの大木で枝が電線に触れてしまっている、今回のように木の上のほうの枝が枯れてしまって落下する恐れがある、枝や幹が他人の敷地内に入り込んでしまう等です。そういう状況があって樹木が切られてしまうという訳です。大体はその樹木が在る事で他人に迷惑を掛けてしまう、もしくはその恐れがあるという事で、その樹木の所有者の方が判断をします。
    さて、植木屋としての工夫ですが、それができる場合とできない場合があります。一番の工夫としては、その樹木がそこに在る事で迷惑を掛けているので、その樹木を迷惑の掛からない場所に移植する事ですが、樹木の大きさによっては莫大な経費が掛かってしまう場合もあります。
    最初のコメントにもあったように樹木が伸び伸び生きていくには窮屈な環境になってしまってるというのも残念ですが頷けてしまうところがあると言えます。

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