満開の桜が見たかった

Photo

写真は祖父の家の今年の桜です。

今年の春は、良いお天気になったかと思えば次の日はいきなり雨が降ったり。何だか不安定な気温が続いていますね。
東京は3月下旬に冷たい雨が降ったので、桜は咲くのに時間がかかりました。私はまだかまだかと焦れているうちに、うっかり満開を見逃してしまいました。残念。来年は一面桜の写真を皆様にお見せできればと思います。

桜と言えば、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあります。何だか怒られている様な気になりますが、植木屋は桜も梅も鋏を入れます。いくら馬鹿と言われても、桜も生き物ですから大きくなりますし、やごやからみ枝といった生育を阻害する余分なものが出来てしまうため、やはり適度の剪定は必要です。
ことわざの「桜切る~」は、古い枝に花が付くので古い枝も残しておきなさいよという意味と、切り口から雑菌が入りやすいのでむやみに切ってはいけませんよ、という意味が含まれています。確かに桜は他種より腐蝕しやすく枝が弱いのが問題で、私達は大枝を切るときには、切り口からの雑菌侵入を防止するために癒合剤と呼んでいる殺菌剤を使ったりします。

桜の、大きく枝を広げて、花の重みに枝がしなっているのを見ると、人ではありませんが一生懸命という言葉を使いたくなります。その一生懸命さが、感動を呼び起こすのかも知れません。ああ、早く来年のお花見がしたいな。

植木のご相談は小杉造園株式会社


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください